Vine 6秒に込められたメッセージ【新たな広告戦略 】

「世界中のブランドがいま6秒に夢中」とか言われても流石に6秒の動画は短いだろと思いながらVineで遊んでいました。

 
でも、6秒という制約があることが重要なんでしょう。
 
Twitterだったら、140字以内で何が言えるか、スリーピースのバンドだったら、三人でどこまでできるか、俳句だったら、五七五でどう表現できるかを追求しています。完全に自由な状態より、少し不自由を感じながらも制約がある場合の方が、無駄が削ぎ落とされて、人に伝わりやすい強い表現になるのではないでしょうか?
 

Vineの場合、6秒という制約を課した動画で、人にどう伝えられるかを追求するんです。6秒だから無駄なことを含めることができず、自分の表現したいことを深く掘り下げます。その結果、伝えたいことがシンプルにまとめられます。

だから、Vineを広告として利用する企業を増えきているみたいです。
P&Gとか、Microsoftとか、ゼネラル•エレクトリックとかです。
 
 
また、他に優れていると思ったのはTwitterでシェアした時、一回クリックすると即、動画が再生されるんです。Instagramの動画だと、2回クリックしないと始まらないし、動画が再生するまでの時間がVineより少し遅い感じがします。Youtubeも2回クリックしないと動画が再生されませんね。
クリック1回の違いかもしれませんが、その差は大きいはずです。
 
Twitterってタイムラインに重要じゃない情報もたくさん流れてきていると思うので、大量の情報に埋もれず、すぐに見てもらえなければなりません。
動画のタイトルや紹介の文章を見て、普段から関心を抱いていることと違う内容の動画だと、2回もクリックしてくれないでしょう。Twitterのタイムラインでvine.co/〜と見て、「すぐに始まり、6秒で終わるものだ」と知っている人なら、とりあえず見てみようと思う確率は上がるはずです。
 
 
大量の情報が速い速度で流れてくる中で、少しでも見てもらえる確率を高くするという点でVineは他の動画より優れているでしょう。
Vineは6秒という制約があるからこそ、伝えたいことをシンプルに伝えることができ、それに加え、気軽に見てもらえるという長所を兼ね備えているのだと思います。