ビットコインー国に管理されると使いたくなる?使わなくなる?

日本のテレビとか新聞だと、Mt. Goxが閉鎖して約3億5,000万ドル喪失したことに関して「やっぱり仮想通貨はモロい。」「国に管理されてない貨幣は怖いし、使いたくない。」って考えてる人が多いみたいです。

Mt. Goxの件が説明される際に、ビットコイン自体も説明される場合が多いですよね。たいていの場合は円やドルなどの通貨と対比させて説明してて、国に管理されていない、法的に規制されていないことがデメリットだとされていることが多いと思います。

 

 

もともとビットコインに関心のあった人はこの点について違和感があるはずです。

去年の春くらいだと「ビットコインに人気が集まれば、政府の取り締まりが始まり、その結果、ユーザー数は大幅に減少する」みたいことがよく言われていました。

もともとビットコインを使い始めた人たちってリバタリアンっぽい人たちが多いから、そういう人たちはそもそも国に管理されてるから信頼できるなんて考えておらず、むしろ国に管理されてないところがいいと思って使ってたはずです。

 

 

テレビや新聞などで、ビットコイン自体の説明がされるということはビットコインがまだ一般的でなく、ビットコインのことをよく知りたいと思う人が増えてきたという段階でしょう。そのような人たちは「海外で使用しても、為替手数料や銀行の振込手数料が不要」などの性質にさほどメリットを感じず、国に管理されてる方が信頼できると考えるでしょう。少なくともMt. Goxの件でビットコインを知った人のほとんどはビットコインを利用しないはずです。

 

まぁ日本国内でビットコインの信頼性が低下し、市場が縮小されても、海外では直接決済の市場が拡大されているので「ビットコインは終わり。」みたいにはならないです。(ほとんどの人にとっては始まってもないですが・・・)