岸和田市のイジメ 公的領域、私的領域の観点から

Twitterで自分がイジメてることを公言してる岸和田市の女子中学生がいるみたいです。バカバカしいですが少し話題になっています。

イジメてること以外にもタバコ吸ってるとか、警察に補導されたこととか、自分の悪さをアピールしてます。ヤンキーだったら、自分が悪いことをアピールすることは昔からよくあるんじゃないですか。

 

でも、そういったアピールは身近な友達とか地元の人達に対してで、ほとんどが自分の生活する領域の中で留まっていたはずです。個人が発信する力が強くなったため、とても私的だった出来事をインターネットで通して簡単に公にすることができるようになりました。だから、どこまでが私的ものなのか区別がつかなくなっているのではないでしょか?これはこの岸和田市の女子中学生に限ったことでなく、大人でも区別がつかなくなっていると思います。

 

私自身、基本的にはオープンなものが増えるのはいいと考えています。

でも、この子みたいに学校名、住所、家族や友達の写真なんかを公にしていると、周りに迷惑をかけてしまい、自分で責任をとれないのではないでしょうか。中学生でも、どの情報をインターネットでアップしていいのか一人で判断しなければいけない時代なんだと思います。

時間に余裕のある方々にすぐ拡散されることがあるということを理解しておく必要がありますね。拡散された後だとTwitterのアカウントを消したぐらいじゃ意味ないですし・・・問題となった中学校のWikipediaはもう更新されていますし・・・

「壮絶イジメが発覚!」とか見出しがつけられていましたが、イジメ自体より、自分や周りの人のプライベートをむやみに晒してしまう人がいることが恐ろしいですね。

 

YouTuber!!(動画投稿生活者)えっ、仕事辞めたの?!

日本では少ないみたいですが、YouTuberというヴィデオブロガーがいるみたいです。

WIREDに「YouTuberという生き方」とか、「YouTuberはもはや職業」って書いてます。

 

趣味として個人でアップロードしたものがネットやテレビとかで有名になって、数百万アクセスを稼ぐこともあるみたいです。

YouTubeでPVを流すと著作権者に広告料が支払われて、1回再生されると1円か2円くらいは貰えるそうです。一般ユーザーにも開放されているので、仕事を辞めて、動画投稿による広告収入のみだけで、生計を立てる人もいるみたいです。お小遣い稼ぎとして私もやってみたいです!!

 

私は音楽を作っていて、soundcloudに曲をアップしたことで、クラブからライブ出演のオファーをもらったり、海外のブログで取り上げてもらったりしたことがあるので、「ある程度続けていたら、誰か注目してくれるでしょ」と楽観的に考えてます笑

 

ただ再生回数を増やしたいなら、おもしろ動画とか、かわいい動物の動画がいいんでしょうか?外国人受けも考えるなら、アニメっぽいのとか、忍者、侍とか受けそうですね。折り紙の作り方みたいなアナログなやつも外国人の子供にウケるかもしれませんね。(自分自身まだやってないので、責任とれません。すいません。)

 

とりあえずRayWilliamJohnsonって人の再生回数がやばいです。


SH*T I DON'T LIKE - Ray William Johnson - YouTube

 

 お金を貯めていいカメラ買ったら、動画作ってみるのでここで紹介させてもらおうかなぁと思ってます。

Vine 6秒に込められたメッセージ【新たな広告戦略 】

「世界中のブランドがいま6秒に夢中」とか言われても流石に6秒の動画は短いだろと思いながらVineで遊んでいました。

 
でも、6秒という制約があることが重要なんでしょう。
 
Twitterだったら、140字以内で何が言えるか、スリーピースのバンドだったら、三人でどこまでできるか、俳句だったら、五七五でどう表現できるかを追求しています。完全に自由な状態より、少し不自由を感じながらも制約がある場合の方が、無駄が削ぎ落とされて、人に伝わりやすい強い表現になるのではないでしょうか?
 

Vineの場合、6秒という制約を課した動画で、人にどう伝えられるかを追求するんです。6秒だから無駄なことを含めることができず、自分の表現したいことを深く掘り下げます。その結果、伝えたいことがシンプルにまとめられます。

だから、Vineを広告として利用する企業を増えきているみたいです。
P&Gとか、Microsoftとか、ゼネラル•エレクトリックとかです。
 
 
また、他に優れていると思ったのはTwitterでシェアした時、一回クリックすると即、動画が再生されるんです。Instagramの動画だと、2回クリックしないと始まらないし、動画が再生するまでの時間がVineより少し遅い感じがします。Youtubeも2回クリックしないと動画が再生されませんね。
クリック1回の違いかもしれませんが、その差は大きいはずです。
 
Twitterってタイムラインに重要じゃない情報もたくさん流れてきていると思うので、大量の情報に埋もれず、すぐに見てもらえなければなりません。
動画のタイトルや紹介の文章を見て、普段から関心を抱いていることと違う内容の動画だと、2回もクリックしてくれないでしょう。Twitterのタイムラインでvine.co/〜と見て、「すぐに始まり、6秒で終わるものだ」と知っている人なら、とりあえず見てみようと思う確率は上がるはずです。
 
 
大量の情報が速い速度で流れてくる中で、少しでも見てもらえる確率を高くするという点でVineは他の動画より優れているでしょう。
Vineは6秒という制約があるからこそ、伝えたいことをシンプルに伝えることができ、それに加え、気軽に見てもらえるという長所を兼ね備えているのだと思います。
 

大学生から見たブラック企業の社員〜子どもの頃から辞めるのが苦手?!〜

私がアルバイトをしている塾は正社員にとってブラック企業っぽいです。(アルバイトはなぜか楽で時給もいいので続けてます。)

私がアルバイトを始めてから三年くらい経ちますが、会社を辞める正社員の人が多いです。不眠症になったりして、体調を崩す人も多々います。

残業も多く、残業代は出ないみたいです。教室がたくさんあり、教室長(正社員)は何個か教室を掛け持ち、教室関を移動するのですが、交通費があまり出ないようです。これは正社員から直接聞いたことです。今まで結構グチを聞いてきました。

 

まぁ、グチを聞くぐらいどうでもいいんですけど…

 

しかし、直属の上司は奇行を繰り返します。毎日、夜遅くにアルバイト全員に対して、「今日、俺はこれほど頑張ったんだ!!」「今日は何時に帰れるかわからないけど、まだまだ頑張る!!(夜の一時頃)」みたいなことをメーリスで送ってきます。

 

自分が頑張っているとアピールすることでアルバイトのやる気が出てアルバイトも頑張ると考えているみたいだし、周りに認めてもらいたいみたい。でも、ほとんどのアルバイトは「あのメーリス何?アピールしてんのw」と呆れてバカにしています。

散々、会社のグチを言っておきながら、「自分は頑張ってる」アピールをしてきます。過酷な中で頑張っている自分が好きなのか…

 

ブラック企業とわかっていて、いやいや働いているのに辞められないんでしょうね。

私を含めたアルバイト何人かに対して「仕事をもう辞める」と言ってきたこともありますが、「上司に説得された。」とか言って続けています。(その上司は数ヶ月後辞めましたw)

その人にとって自分で考えるのを止めて、仕事を続ける方が楽なんだと思います。このような人は子どもの頃から自分で考えるのを止めてなんとなく続けることが多かったんじゃないでしょうか?

 

子どもの頃からこんな子達が周りに何人もいました。その人達は目的も特になく、好きじゃないことをなんとなく続ける人達で、そのような人達は「辞めたい」とか文句を言いながら、部活や塾にとりあえず行って、結局、ちゃんと取り組まないことが多かったです。

 

部活なんて、自分の判断で選んで、やってる訳だし…塾に行くことも、わざわざお金を払って学校の時間以外に勉強することを選んでる訳でしょ?

「塾は親が行かせてるのでは?」と思う方もいるかもしれません。でも、無理やり親に引きづられてやってくるならわかりますが、子ども達は自分の足で歩くか、自転車とかで普通に来ますよ。結局、塾にくることを自分で選らんでいます。(私が本当に塾に行きたくなかったら、親に「行きたくない」と訴え続けますし、塾に行ったふりをしてサボりますね。)

上記のような子ども達は結局、卒業まで部活や塾をダラダラ続けることが多いです。大した成果を出すことなく…

 

子どもの頃から、「続ける」ことに固執して、嫌なことでも、なんとなく続けて、辞めない人が多いのではないでしょうか?なんとなく続けるのは、何も自分で考えていないからよくないです。

 

日本には、昔からある「我慢」に対する美徳が残っていると思います。

「辛くても我慢して、続けるのがえらい」みたいなやつです。忍耐力って重要だとは思うんですけど、結果出さないと意味ないです。ほとんどのことは続けることが目的ではないはずです。

スポーツのスキルを身に付け、全国大会で入賞したり、勉強して志望校に合格したりすることを目的とするべきでしょう。また、何かの経験で身に付けた忍耐力を別のことで活せたのならいいでしょう。

 

 

忍耐力は目標達成のために必要な道具にすぎません。ただ「我慢して続ける」だけじゃ意味ないですし、「我慢して続ける」ことが目的になってしまうのはおかしいです。

子どもの頃から嫌なことでも、なんとなく続ける習慣を身に付けてしまった人は大人になり、ブラック企業に就職してしまった人は、ブラック企業を辞めることができないと思います。リスクを冒したり、責任を取ったりする必要が少ない子どもの頃でも辞めることができなかったのですから、大人になった時、生活のため、家族のためと理由を付けて辞められないでしょう。

 

 

「プライベート」=「奪われている」!?

みなさん「プライベート」という言葉を聞くと学校の勉強や仕事から解放された時間のことを思い浮かべますよね?

「プライベートを充実させたい」「仕事とプライベートとのワークライフバランスが大事」みたいな感じですか?
 
でも、「プライベート、私的」(private)の語源は「奪われている」(deprived)と深く関係しています。少しマイナスなイメージですよね?
 
じゃあ、プライベートは何が「奪われている」のか?
他の人に見られたり、聞かれたりする経験から生まれるリアリティが奪われているんです。他の人の存在がなかったら、自分も存在しないかのように感じてしまうのです。20世紀のユダヤ人は公の場から排斥されていたから、プライベートが充実してたってことになってしまいますね。

この話は「公的領域」と「私的領域」というものに関わってきます。私は「公的領域」や「私的領域」についてもいろいろ本を読んでいるんですが、「公的領域」と「私的領域」は時代によって変化していきます。
 
今はどうでしょうか?インターネット、特にSNSが普及してからというのは「公的領域」と「私的領域」はかなり変化したと思います。誰でも自分の意見を多くの人に発信して反応をみることができ、自分にとって私的なことでも多くの人の目に晒し続けることができます。常に他者の存在があるので、本来の意味での「プライベート」からはますますかけ離れてしまっています。常に他者の存在があることが良いことか、悪いことか、はっきり言うことは難しいです・・・
 
卒論でこういった内容が関わっていて、「公的領域」と「私的領域」の変化に伴い人間の活動どう変化していくのかを書こうと考えています。

ブログ始めました!!

大阪にある大学の4回生で経済学部です。

ゼミは社会思想で、卒論は公的領域、私的領域について書く予定です。

最近はハンナ・アーレントの『人間の条件』とか読んでます。

 

 

ブログを始めようと思ったのは情報や思考の整理、自分の言葉でアウトプットすることで何か得られると思ったからです。得られるというよりは、インプットしたものをきちんと確かめることができると言った方がいいかもしれませんが・・・

 

このブログでは普段からいろいろ考えていること、経済、IT、社会思想、音楽とかについていろいろ書いていこうと思ってます。